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住職の虫めがねバックナンバー

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内       容 《バックナンバー》
 
No.120【平成30年 5月 7日】
連休中のお寺は法事など少なく、比較的静かでした。
法事は、親戚や子供や孫の都合に合わせて勤めるからだと思います。
ご法事には、先立たれた懐かしい方をご縁とし、ご家族やご親戚の方々や友人が集まれます。
先立たれた方を偲ぶ中で、私達も終わりのある人生を生きていることを知らされます。
同時に御教えを聞かせていただく中で仏様となられた方々も、阿弥陀様と同じようにして、
私たちを掬い取ろうとして働いていることに気付かされます。

亡き方をご縁に御教え()を聞かせていただく(=事)のが年忌・回忌をはじめとする「法事」の大切な意味なのです。


 
No.119【平成30年 4月29日】
先週開催された門信徒会総会で、婦人部部長が12年ぶりに交代しました。
10年一昔と言いますが、長い年月婦人層をまとめお寺の一翼を担ってきた功績は大きいものでありました。
皆さんへの声掛けに努め、聞法の輪を広げると共に得意とする趣味を活動に取り入れ、多彩なプログラムを展開していただきました。
]門信徒会役員の改選の年に当たり、新体制での歩みが始まりました。


 
No.118【平成30年 4月15日】
今週末の21日(土)には門信徒会の総会(世話人以上の代議員で構成)が開催され、新年度の寺の大切なことが審議・決定されます。その内容は「敬念寺だより」124号でお知らせします。

この記事をはじめ、さまざまなお知らせや寺の行事記録、自然の移り変わりなど時機に適した写真も掲載して、「会報組織委員会」の担当者がホームページを更新しています。感謝!


 No.117【平成30年 4月 8日】
「自分の家ほど良いものはない」と感じた1週間でした。
しかし、入院中の2週間は静かな、又、収穫の多い時間でもありました。
その中の一つに、「咀嚼する」と言うことがありました。
上顎と下顎で時間をかけて、良く食べ物を噛むということです。
時間はかかりますが、私を生かしめている食べ物一つ一つの味わいはもとより胃に優しく栄養を送り込む単純な行為は大切なことで、
食べる量は少なくても満腹感を味わえますし、嚥下障害の予防にもなります。

退院後の留意点「アルコールは控え目にして休肝日をもうけること」にも通じ、少しずつ味わいながらの一杯は格別です。   



No.116【平成30年 3月31日】

病室から発信する「住職の虫めがね」が最後となりました。

おかげ様で本日退院許可が出ました。文字どおり早期発見、早期治療開始と言うことでしょうか。

MRIの画像には沢山の隠れ脳梗塞の跡が見られ、ただそれがイタズラしていないだけで、60・70代ともなれば数の多少はありますが、
一般的な傾向だそうです。

だからと言って安心することなく、医師の指導を受け健康に一層注意することは言うまでもありません。

2週間の間に病室から見える畑の土の色は、耕されて黒色となり、蒔くものや植えるものの準備が始まりました。

「時は金なり」と言います。人生も漫然と過ごすことなく大切に生きたいものです。

 
 

No.115【平成30年 3月25日】

右利きの生活が中心で左手に重きを置かない生活をしていましたが、日常生活をしていく中で左手も大切な役割をしていることを
改めて認識しました。

茶碗を持つことから始め、絶えず右手に寄り添いカバーしてくれていたのです。

入院後のリハビリでは、普段何事もなくやっていた簡単な所作がなかなか出来ず、毎日二回訓練し少しずつ順調に回復しています。

春の彼岸中特別休暇をいただき、皆様に大変ご迷惑をおかけしましたが、今週には戻れると思っています。

 


【平成30年 3月21日】
春彼岸法要を厳修いたしました。
春彼岸には珍しい大雪の一日となりました。

No.114【平成30年 3月21日】

私事ですが、春の彼岸の入り18日は私の77回目の誕生日。

そのプレゼント?ではありませんが、19日の朝、突然に左手首の自由が奪われ、紐を結んだりボタンをかけることがままならなくなりました。

かかりつけの病院に直行し受診。MRI画像には白い斑点の所見あり、軽い脳梗塞と診断され、大事をとって即入院となり、直ちに梗塞を溶かす点滴とリハビリ治療を受けることとなりました。

彼岸の浄土は西方十万億土の彼方で、即往生は叶わなかったようです。
しばらく病室からの「住職の虫眼鏡」となりそうです。彼岸中でもあり、多くの方に迷惑をおかけし恐縮千万です。

 

No.113【平成30年 3月11日】

今年も7回目の3.11がやってきました。

被災し、いまだに自宅に帰れない仮住まいの方々は5万人を数えるといいます。

やっと避難解除された地域は、開発または再開発元年であり、完全復興にはほど遠い感がします。

長引く避難生活により、震災関連死の数は年々増加しているといいます。国を挙げての復興支援事業を加速せねばならないと思います。

今、平昌パラリンピックが開催され盛り上がりを見せています。

故郷の応援を力に、自らの障害を乗り越え戦っている選手に力や元気を貰って、被災地の皆さんも立ち上がってほしいものです。

 

No.112【平成30年 3月 1日】


たった三日違うだけなのに二月という月が早く過ぎてしまった感がいたします。

とりわけ十七日間にわたっての平昌オリンピックがあり、心と時間を奪われたせいでもあります。
3月は万物が躍動し、一斉に草木が芽を吹き出す一年で一番よい季節を迎えました。

 
 

No.111【平成30年 2月16日】

ピョンチャン・オリンピックも中盤にさしかかった。

多くの選ばれた日本選手の中から、又、世界の精鋭の中からメダルの栄誉に輝き誇らしげな笑顔が居ながらに茶の間に映し出される。

本人の努力の結果であるが表彰時のコメントには、異口同音に両親のおかげはもとより多くの支え続けてくれた人のおかげだとの「感謝の言葉」があり、見るものに一層の感動を与えてくれる。